各商船高専の専攻科の内容


  本年から商船高専に専攻科が新設されましたので、 その内容を紹介します。


大島商船高等専門学校

1. 名称・募集人員等
専攻科名 入学定員 入学時期 修業年限
海洋交通システム学専攻 4名 平成17年10月1日 2年
電子・情報システム工学専攻 8名 平成17年4月1日 2年

2. 教育目標
 本校専攻科が掲げる教育目標は、 優れた専門性と豊かな人間性を有する海事技術者と実践的開発技術の育成です。
 海洋交通システム学専攻では、 本科卒業前1年間の長期実習でセミプロとしての海技教育を受け、 海技免状も取得した学生を、 秋にそのまま受け入れます。 そうして、 海洋を中心とした国際・国内物流分野及び海事関連分野で活躍できる海事技術者の育成を目指します。
 電子・情報システム工学専攻は、 瀬戸内海工業地域にありながら山口県東部下松市から広島県廿日市までで初の工業系学士を目指す高等教育機関となります。 IT教育により、 高度なコンピュータ援用能力を持ち、 語学力や文化的な教養を併せ持った実践的開発技術者の育成を目指します。
3. 取得学位
 専攻科を修了し、 大学評価・学位授与機構の審査を経て学士 (商船学) あるいは学士 (工学) の学位を取得でき、 4年制大学の学部卒業者と同じ資格で就職することができます。
 また、 大学院入学資格が得られますので、 大学院修士課程へ進学することもできます。
4. 入学時の必要経費
 高等専門学校の本科と同額なため、 国立の4年制大学と比べて半額程度ですみます。 安価な寮生活も選択できる本校専攻科を修了し、 他大学院へ進学も可能なので、 最終学歴として大学院卒を目指す学生にとってトータルでより経済的な修学方法となり得ます。
参考
入学料、 授業料などの合計 (1年分):341,200円 (専攻科)、 817,800円 (国立大3年次編入)


弓削商船高等専門学校

 全船協の皆様方には、 日ごろより本校の教育・就職に深く係わって頂き、 大変感謝しております。 特に、 専攻科設置に関しましては、 多大なるご支援を賜りまして誠にありがとうございました。 専攻科の実現で、 高等教育機関として大きく一歩踏み出すことができ、 西垣校長を筆頭に、 教職員一同、 専攻科を大きく育てる決意をあらたにしているところでございます。 今後とも、 宜しくご協力ください。
 専攻科の概要は下記の通りです
1. 専攻名
 海上輸送システム工学専攻 (定員4名、 修業年限2年)   10月入学
 生産システム工学専攻    (定員8名、 修業年限2年)   4月入学
2. 母体となる学科
 海上輸送システム工学専攻……商船学科
 生産システム工学専攻……電子機械工学科・情報工学科
3. 教育目標
T専攻科の学習・設置目的
 本専攻科の特徴は.最先端の知識の教授のみならず、 工学の基本的知識を縦横に応用でき、 問題提起能力、 解析能力及び問題解決能力を高めるような教育を行うことである。 すなわち、 早期専門教育や実験実習等の実践的教育によって培われた中堅技術者としての能力・素養を基礎として、 大学卒業生とは異なる実践的能力に裏打ちされた創造力、 技術開発能力あるいは工学的センスをもつ高度な実践的専門技術者を養成することを目的としている。
U学習・教育目標
 本専攻科は海上輸送システム工学専攻 (航海系・機関系)、 生産システム工学専攻 (機械系・情報系) からなる。 2専攻とも、 実際のシステムの運用・管理や開発能力 「ものづくり」 に必要な基礎理論の応用力を身につけた技術者の育成を目的としている。
・海上輸送システム工学専攻
 本専攻は、 グローバル化している総合物流システムの中の海上輸送システムに対応できる運航管理技術者と舶用機関システム管理技術者、 さらに船舶運航システム管理技術をベースに、 海洋環境保全技術を踏まえた海事関連技術分野にも対応できる多種多様な関連技術を有する技術者の育成を目標とする。
(1) 航海系
 本科航海コースでの実践的船舶運航技術に加え、 海上輸送システムやマネージメントに関連する共通の専門教育を行い、 さらに運送管理や海事シミュレーション、 海運、 法規など航海系の密度の高い専門教育を行い、 幅広い国際的視野を持った技術者の育成を目指している。
(2) 機関系
 本科機関コースでの実践的船舶運航技術に加え、 海上輸送システムやマネージメントに関連する共通の専門教育を行い、 さらに機関、 制御、 エネルギー変換、 コンピューター、 材料など機関系の濃い専門教育を行い、 幅広い独創的開発能力を持った技術者の育成を目指している。
・生産システム工学専攻
 本専攻は、 技術者教育の基本としてきた 「ものづくり」 をさらに発展させ、 ローテクからハイテクまで各種テーマについて基本原理だけでなくソフトウエアエンジニアリングや 「ものづくり」 関連の機械的及び電気的システム運用なども精深に教授し、 柔軟な応用力を身につけさせる、 また、 電子機械工学科と情報工学科を融合させることで、 人工知能や画像処理などのIT化によって高知能・高精度化された 「ものづくり」 に対応できる技術者の育成を目指している。
(1) 機械工学系
 本科における数学、 力学や情報などの機械工学に関する基礎知識に加え、 コンピュータ支援技術 (CAE) や機械制御技術を会得するための高度数値解析技術や制御技術に関する講義と実験・実習を組み合わせて教授・研究し、 課題解決の実行力と独創的な創造力を有する技術者を育成することを目指している。
(2) 情報工学系
 本科における実践的技術者教育の上に、 精深で高度な情報工学とその関連技術を教授・研究し、 コンピュータを中心とした情報システムのソフトウエア・ハードウエア・ネットワークの研究開発に貢献する人材を育成することを目指している。
 情報工学の基礎となる数学と情報科学、 情報技術の基礎となる工学の体系及び情報技術者に必要な関連技術を教授し、 個性と創造性を育て、 国際的な視野に立った研究開発技術者を育成することを目指している。
4. 取得学位
 海上輸送システム工学専攻……学士 (商船学)
 生産システム工学専攻……学士 (工学)
5. 奨学金制度
 日本学生支援機構の規定により、 学資の支弁が困難と認められ、 かつ、 学業成績・人物ともに優れ健康である者に対し、 本人の申請に基づき選考のうえ日本学生支援機構から貸与する制度がある。
区  分 貸与月領
白 宅 通 学 者 44,000円
自宅外通学者 50,000円
6. 学生寮
 本校には、 男子寮、 女子寮があり、 およそ320名 (内女子44名) の学生が生活しています。 専攻科の学生も 「入寮願」 に基づき、 審査のうえ入寮が許可されることになります。
7. 就職幹旋・進学指導
・就職における学校推薦は、 本科の就職担当教員と専攻科長の協議のもとに行われる。
・大学院通学のための推薦書等の必要な手読きは、 専攻主任、 特別研究指導員に相談すること。


富山商船高等専門学校

1. 設 置
 平成17年4月
2. 専攻科名、 入学定員及び入学時期
 制御情報システム工学専攻  8名  4月入学
 海事システム工学専攻     4名  10月入学
3. 教育目標
(1) 制御情報システム工学専攻より専門性を高めた教育課程により、 知識・技術の理論的な裏付け、 システムの立案、 設計、 構築、 評価を実践します。 研究面においては、 地域企業との共同研究開発及び学会発表を積極的に行います。
 また、 両専攻科共通の教育課程により、 プレゼンテーション能力、 国際コミュニケーション能力、 そして技術者としての豊かな人間性を育成します。 これらを通して、 電気電子工学、 情報工学各分野のニーズに呼応した新しい知能システムの創出ができる技術者を育成します。
(2) 海事システム工学専攻
 陸上と船舶を繋ぐ視点及び陸上の視点から深く体系的に学び、 新たな物流・輸送システム、 新たなプラント等の設計、 開発などの海事関連分野におけるシステム創生を担える能力の育成を目指します。
 陸上からの船舶運航の支援・管理システムの企画、 設計と開発、 さらに新たな航路や物流・輸送システムの開発等を実社会において実現し得る物流・輸送のコーディネーターとしての役割を果たし、 船舶運航管理、 機関管理に関する高度な知識・技術を有し、 海事システムについて企画、 立案、 運用できる技術者・管理者を目指します。
4. 教育課程
 専攻科の授業科目は、 「一般科目」 「専門共通科目」 「専門専攻科目」 で構成されています。 各専攻における授業科目の詳細は直接お問い合わせ下さい。
5. 修業年限及び修了要件
(1) 修業年限  2年
(2) 修了要件  62単位以上修得
6. 学士の学位取得
 本校の専攻科を修了し、 一定の条件を満たした者については、 大学評価・学位授与機構が行う審査を受けて、 大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められた場合に、 制御情報システム工学専攻は学士 (工学)、 海事システム工学専攻は学士 (商船学) の学位を取得できます。
7. 入学時に必要な経費
(1) 入学料      84,600円 入学手続き時に納入
(2) 授業料 前期分 117,300円 (年額 234,600円)
  *在学中に授業料改定が行われた場合には、 改定時から新授業料が適用されます。
  *教科書代、 後援会費等は別途必要です。
  *入寮を希望し、 審査の上許可された者は、 別途寄宿料等が必要です。
8. 入学料・授業料免除制度
 経済的理由により入学料・授業料の納付が困難な人については、 免除制度等があります。
 詳しくは学生課学生係へお尋ねください。
9. 奨学金制度
 経済的理由により修学が困難な人については、 日本学生支援機構等の奨学金制度があります。
 詳しくは学生課学生係へお尋ねください。


広島商船高等専門学校

1. 専攻科の設置
 平成17年4月
2. 科名
 @ 「海事システム工学専攻」   入学定員4名  10月1日入学
 A 「産業システム工学専攻」   入学定員8名  4月1日入学
3. 専攻科の教育目標
 本専攻では、 広い知識と技術を持った海事管理に関するマネジメントができる人材養成を目標とします。
 航海コースを基礎とした専攻は、 船舶・船員・船舶に搭載される貨物の運航・管理を対象領域とした海運総合管理に関する履修科目、 さらに船舶の高度運航に対応する履修科目を開設していることに特色があります。
 一方、 機関コースを基礎とした専攻は、 舶用機器・プラントの維持及びマネジメントを対象領域とした総合エネルギー管理技術に関する履修科目に加えて、 より高度で応用性の高い実践技術に関する履修科目を開設しています。
 さらに、 時代に即応した海上輸送分野における高度開発型技術者の養成が早期にできるように入学時期を本科卒業に合わせた10月としている点も大きな特色の一つです
4. 修業年限及び修了要件
(1) 修業年限 2か年
(2) 修了要件 学則に従い62単位以上修得すること。
5. その他必要事項
 入学資格のある方は誰でも入学志願できます。 なお、 入学資格とは簡単に申しますと次のようになります。
(1) 高専卒業者
(2) 短期大学卒業者
(3) 専修学校修了者で学校教育法第83条10の規定で大学編入が出来る者。
(4) 高専卒業者と同等の学力ありと認められた者。


鳥羽商船高等専門学校

1. 専攻科名、 入学定員、 入学時期及び修業年限
@ 「海事システム学専攻」    定員4名  10月1日入学  2年
A 「生産システム工学専攻」   定員8名  4月1日入学  2年
2. 教育目標
 本校の専攻科では、 基礎となる本科教育の上に高度の専門的学術を教授し、 専門領域の幅を拡大するとともに国際的感覚と広い視野を持って、 研究・技術開発能力、 創造能力を発揮できる実践的専門技術者を育てることが目標です。
3. 取得学位
 本校の専攻科を卒業し、 一定の条件を満たした者については、 大学評価・学位授与機構が行なう審査及び試験に合格すれば、 海事システム学専攻は学士 (商船学)、 生産システム工学専攻は学士 (工学) の学位が授与されます。
4. 入学時に必要な経費
 入学料          84,600円
 授業料 (前期分)   117,300円
  *教科書代、 奨学後援会費等が別途必要です。
5. 入学料・授業料免除制度
 経済的理由により入学料・授業料の納付が困難な者については、 免除制度があります。
6. 奨学金制度
 経済的理由により修学が困難な者については、 日本学生支援機構等の奨学金制度があります。
○詳細については、 学生課 (電話059-925-8032) にお尋ねください。