海の図書室 新刊紹介 |
![]() 1、連絡船物語 2、水産と海洋の科学 3、船長・機関長になるには 連絡船物語 風雪を越えて津軽海峡をつないだ61マイルの物語 ![]() 青函連絡船が80年に及ぶ歴史を閉じた1988(昭和63)年から四半世紀、最終便を飾った「羊蹄丸」もついに解体された。この間、航路開設以来の歴史や船の建造については、書き残されているものが多数ある一方、実際に日々どのように運航されていたのかについては、断片的な紹介が散見されるにとどまり、あまり正確な情報が残されていないのが現状である。本書は、永年青函連絡船を研究してきた著者が、臨場感あふれる当時の運航現場の様子を、貴重な資料や写真も交えながら紹介。運航に携わった人々のありのままの姿を書き記す、初の著書である。 ●本書の主な内容 第1章 青函連絡船とは 第2章 青函連絡船こぼれ話 第3章 青函連絡船の運航 第4章 その後の羊蹄丸 ■著者紹介 大神 隆(おおがみたかし) 1961(昭和36)年、東京生まれ。学生時代より青函連絡船に深い興味を持ち、調査研究のために乗船を重ね、CAS(レーダー情報処理装置)を使用した津軽海峡の潮流の調査などを行った。東京・お台場での羊蹄丸展示中は、ガイドボランティアを務め、現在も青函連絡船資料研究会メンバーとして、船の科学館で青函連絡船に関する講演会を当時の船長や船員らと共に開催している。 発行 (株)交通新聞社 定価 864円 水産と海洋の科学 ![]() 東京海洋大学/東海大学/海洋研究開発機構 協力 判型:新書判 発売日:2014年2月15日 「日本は資源の乏しい小さな国である」と、みなさんは学校でもマスコミなどでもよく耳にしてきたことだろう。確かに国土の面積は約37.8万平方キロメートル、世界的にはおよそ60位ほどで、資源にも恵まれている国とはいえない。しかし、それは国土についてであり、海に目を移せばまったく変わってくるのである。 日本が占める海の面積(領海+排他的経済水域)は約447万平方キロメートル、世界第6位である。さらに日本の近海は深い海が多いため、海水の体積では第4位という計算もある。私たちの住む日本は「海」という広大な面積を保有し、そこには多くの生物、鉱物などの資源を有する国なのである。 (「はじめに」より抜粋) 水産高等学校の新しい科目「水産海洋科学」の教科書として使用されることを前提に、文部科学省の新指導要領に沿って構成されている。海洋と生活/海洋の科学/水産の新しい展開について、各分野の専門家が最新の知見を含めて、豊富な図と写真で解説。「海」に関心を持つすべての人に読んでもらいたい内容となっている。 B5判・180頁・定価(本体1,800円+税) 発行=海文堂出版株式会社 〒112-0005 東京都文京区水道2-5-4 TEL:03・3815・3292 FAX:03・3815・3953 http://www.kaibundo.jp/ 「船長・機関長になるには」 ![]() また、“ぺりかん社”は、パイロット・自衛官・海上保安官等になりたい夢を持つ中学生・高校生等の若者がこれらの職に就くために分かりやすい本をシリーズとして発行しています。 今般、『J−CREWプロジェクト 〜やっぱり海が好き〜』の協力によって日本海事新聞社及び同社の穴澤修平氏執筆によって「船長・機関長になるには」が発行されました。 かつては身近で憧れの職業であった船長・機関長。大半の会員がこのような夢を持っていたと思いますが、高度成長の中で日本人の心の中から海運の必要性の認識は失われていきました。 しかし日本は海運なくして成立たない事は今も変わりません。同時に日本人船員は必要です。 この本では、外航、内航、陸上で働き、また商船系学校で勉強する学生を実名で取り上げながら船長・機関長について分かりやすく解説しています。 B6判・160頁、1200円 + 税(8% 税込:1296円) 発行所 株式会社ペリカン社 〒113-0033 東京都文京区本郷1-28-36 TEL:03-3814-8515 http://www.perikansha.co.jp/ |