一般社団法人 全日本船舶職員協会
 
平成25年度通常総会報告


        開催日時  平成25年5月31日[金]15時00分〜17時30分
        開催場所  東京都千代田区神田神保町2-2-34 千代田三信ビル8階 
              一般社団法人 全日本船舶職員協会 会議室

             

出席者  議決権のある社員総数  696名
     (本人出席        21名)
     (委任出席       533名)
     (書面表決       142名)
【内訳】
総正会員数の議決権の数     1269名 
出席正会員数(委任状による者及び書面表決による者を含む) 
    出席理事          12名
    出席監事           2名
    理事・監事以外の出席者  682名
実出席者氏名 
岩江 成徳、岩田 仁、内田 成孝、及川 武司、大賀 英朗、沖川 守、亀山 道義、小池 信雄、
本望 隆司、松見 準、小松 和夫、七呂 光雄、
田中 善治、増田 信、福地 赳雄、小林 三郎、松坂 武彦、神谷 洋、三輪 史郎、山本 徳行、
蔦  正昭、

 (議案書 1号〜2号議案  3号議案


1 議事経過
司会者(岩田副会長)は開会を宣したあと、定款第17条に基づき議長の選出を行なった。

議長には満場一致で福地赳雄理事が選出された。
議長は議事録署名人に定款第22条第2項により、岩田副会長と松見理事を指名し満場一致で承認された。



  岩田副会長

書記には七呂本部事務局長を指名した。
続いて書記に定足数の確認の報告を求め、議決権のある総正会員数696名の出席があり、本通常総会は、定款第18条の定足数(総正会員の過半数)を完全に満たしていることを確認し開会する旨を宣した。
 次に、平成24 年度中の5名の物故会員について岩田副会長より氏名を報告した後、黙祷をささげた。



  福地議長

次に内田会長より開会の挨拶があり、書記より祝電の披露が行な  
われ、続いて議案審議に入った。






  内田会長

2 審議
第1号議案 平成24年度事業報告(案)について及び 第2号議案 平成24年度決算(案)について。
  議長は両議案が密接な関連を有するので一括審議するよう求め、本望隆司専務理事より資料に基づき当期(平成24年4月1日〜平成25年3月31日)における事業報告及び決算報告を付属書類を含め詳細に報告した。
 続いて蔦 政昭監事より会計監査報告が行われた。
 これに対し以下の質疑があった。
質問 船員職業紹介の人数は、取り扱い年度をまたぐものもあるのか
回答 基本的に年度内の人数で報告書記載の通り。
質問 機関部に対する色覚検査はどうなっているか。
回答 STCW条約が批准され、船員法にも導入された。色覚検査の方法によっては合格となる場合もあるので、よく検査方法を調べる必要がある。国際的に緩和を求める声もあるようだ。
質問 VHF英会話パンフレット発行の進行状況は。
回答 内航船社の船員や社員に積極的に協力していた だき、総会後直ちに完成配布出来る段階である。
質問 旅費が前年度より大幅増となった原因は?
回答 前年度より事業推進は委員会で検討することとなり、地方の委員も多いためである。問題別に深く掘り下げられるので効果があった。
 以上の審議を経て、両議案は満場意義無くこれを承認可決した。

3号議案 役員候補者選考規則改正について
 専務理事から昨年の役員選出で学校別選出をしたが、学校単位の規定が不明確で、定員の判断が問題となった点を改善する為に、学校別の選出単位を明記した事、定員をオーバーした場合の選出手続きの明記など、改正の趣旨の説明があった。
 これに対する質疑は以下の通り。
意見 会費が3年以上未払いの会員は役員候補資格が無いことを明確化すべきだ。
意見 支部長の理事立候補は運用上配慮すべきである。
 などの意見があり、指摘された点を考慮した運営をすることが申し合わされた。
 申し合せ事項を踏まえて、満場意義無く提案を承認可決した。 
 以上により議案審議は、終了した。

3 平成25年度第1回理事会決定事項報告 (報告事項)
 本総会の決定事項ではないが、4月18日(金)開催の平成25年度第1回理事会で議決された @平成25年度事業計画 A平成25年度予算書 B資産運用に関する方針と手続きについて C同窓会等関連団体の事業支援について 専務理事から報告があった。
 これに対し質問と回答は以下の通り。
質問 会員の意識アンケート調査の趣旨は何か。
回答 一般社団法人に移行したことに伴い、会員のアンケートを秋の理事会までに実施する。
質問 準会員制度の進捗状況はどうなっているか。
回答 まだ具体的に取り組んでいない。
意見 会議に若い人の参加を促すことを検討すべきだ。
意見 総会の地方での開催、事業活動を通じて参加を  促す。総会後の懇親会に会員外に広く呼びかけるべきだ。
質問 次年度予算は総支出額に対して今年度より400万円くらい多くなっている理由。
回答 予算が多くなった理由は、認定委員会に提出した事業費に基づく予算を計上している。主に人件費の差である。認定委員会で認定時の総資産額3億1300万円は消費すべき金額である、消費すれば無くなるが、新事業などで資産を補っていくことが必要である。
意見 事業を興すためには必要な経費はつぎ込んでいくべきだ。人件費と経費の関係を整理して取り組むべきだ。
意見 カッターレース(横浜・神戸)に若い人が集まるので、全船協からも補助するなど検討すべきだ。
意見 カッターレースは、同窓会からの支援の問題も絡んでおり、5商船高専以外の会員への支援をどうするのかも検討が必要である。
 以上の質疑を経て、報告事項は終了した。

以上で平成25年度通常総会の全ての議事を終了し、17時30分閉会した。

平成24年度物故された方々は以下の通りです、ご冥福をお祈り申し上げます。
平成24年4月1日〜平成25年3月31日
 斉藤 博隆 様(鳥羽 E65期)
 田村 辰夫 様(鳥羽 N64期)
 中澤 次男 様(各校 N)
 濱  信夫 様(各校 N)
 矢野  久 様(弓削 E27期)

祝電をいただいた方々
 富山高等専門学校 校長 石原 外美 様
 鳥羽商船高等専門学校 校長 藤田 稔彦 様
 広島商船高等専門学校 校長 村上 定瞭 様
 大島商船高等専門学校 校長 石田 廣史 様
 弓削商船高等専門学校   校長 木村 隆一 様
 一般社団法人 海洋会 会長 豊田 耕治 様
 一般社団法人日本船長協会  会長 小島 茂 様
 一般社団法人日本船舶機関士協会
 会長 平井 奉行 様
 日本水先人会連合会 会長(当時) .小野 嘉久 様
 財団法人海技振興センター .会長 宮原 耕治 様
 北斗会(富山高専同窓会)  会長 山口 光三 様
 鳥羽商船高等専門学校同窓会 会長 菱田 司 様
 広島商船高等専門学校校友会 会長 山本 徳行 様
 弓削商船高等専門学校同窓会.会長 柏木  実 様
 株式会社 商船三井 代表取締役
 社長 武藤 光一 様
 株式会社 商船三井 専務執行役員 
 平塚 惣一 様
 川和会  会長 原田 博之 様
 第一中央クラブ  会長 高木  立 様
           
ご祝儀等いただいた方々
 一般社団法人日本船舶機関士協会 様
 一般社団法人日本船長協会 様
 一般社団法人 海洋会 様
 日本水先人会連合会 様
 独立行政法人航海訓練所 様
 海文堂出版株式会社 様
 株式会社日本海事新聞社 様
 株式会社内航新聞社 様
 山本 徳行 様
 福地 赳雄 様


懇親会の開催

 平成25年5月31日(金)18時より全船協本部において、総会後の懇親会を開催した。
来賓として一般社団法人 海洋会 豊田会長様、一般社団法人日本船舶機関士協会 平井会長様、一般社団法人日本船長協会 小島会長様、日本水先人会連合会 小野会長(当時)様、独立行政法人航海訓練所 飯田理事長様及び同伴の方々の列席をいただき、またアカメデイア小出代表様、海文堂出版、日本海事新聞、日本海事広報協会、内航新聞社からの参加をいただいた。
 来賓の御挨拶に続き、機関士協会の平井新会長に乾杯のご発声をいただき、和やかに懇親が進められた。

内田全船協会長挨拶
本日は当協会の通常総会後の懇親会にご出席いただきまして厚く御礼申し上げます。
 全船協も一般社団法人として一年が経過、前年度は「内航向けVHF英会話支援事業」に取り組みました。
 この事業に対しては、内航関係の各方面から多くの賛同と協力と励ましをいただき、委員会にも多くの内航関係者の参加をいただき、心より感謝いたします。
 第1段階として、航海の安全を第一に、必要最低限のコミュニケーションが取れる内容をまとめた資料を発行いたしました。今年度は、第2段階としてもう少し肉付けしたものの発行を目標にいたします。
 さて、5年に一度見直される新「海洋基本計画」(海洋立国を目指す指針)が4月に閣議決定されました。
日本人船員を増やさないと「日本の経済安全保障上」支障をきたしますよ!と危機感が訴えられ、「船員の確保・育成」について、外航、内航海運のニーズに応じた即戦力・実践力を備えた船員養成を求めています。
商船高専系では、昨年度から5年計画で「海事人材育成プロジェクト」を立ち上げました。最近疎遠気味な教育現場と海事社会との交流を深めるため、ステークホルダーとの連携強化が必要で、船主協会、全日海、国船協、そして全船協が参加しております。
著しい少子化の中で、海事産業への理解と海運を目
指してくれる優秀な子供たちをいかにキープするか、大変頭の痛い課題です。
そうした中で、船長協会殿が全国的に展開されてい る「子供達に海と船を語る」事業に敬意を表します。
 近日中に全船協会員船長が九州でこの事業に参加すると聞いております。
全船協も関東地区で子供達や、ご父兄や祖父母を対象に海運のPR講演会を展開しています。こうした事業は即効性はないが、徐々に浸透して湧水となって現れると思います。期待したいものです。
 船主協会主催による今年度の商船高専系5校の合同進学ガイダンスが広島、東京、神戸、仙台と開催されます。全船協も協賛しています。毎年、参加した子供たちから入学しています。本日参加いただいている関係諸団体の方も大いにPRしていただきたいと思います。今年度は東京、神戸は練習船「銀河丸」で開催されます。航海訓練所殿には大変お世話になります。
 皆様との連携なくしては全船協は機能しません、これからもよろしくご指導、ご鞭撻をお願いいたします。
  
海洋会豊田会長
総会おめでとうございます。
日頃のご支援・協力に感謝いたします。
戦後の復興期・高度成長期、身を粉にして働いた我々両団体は国会議員を擁する等隆盛を極めました。
その後為替変動や便宜置籍船拡大に歯止めがかからず、船員の減少で会の運営は厳しさに直面しています。
ソマリア海賊には自衛隊が、尖閣諸島では海上保安庁が365日24時間身を挺して頑張ってくれている、
物の輸送は日本船・日本人が担っていくべきです。海洋資源の開発も我々日本人船員の出番です。
国会議員、国交省など協力をえながら、海洋基本法で日本船・日本人船員を増やしていく政策を進めていきたい。ともに手を携えて前進していきましょう。

日本船長協会小島会長
3月に開催された商船高専の「教育フォーラム」では、内田会長が暑いスピーチをされ感銘を受けました。 
学校も一生懸命改革に努力されています。
“草”食系ではなく“早”食系として改革に取り組むべきです。
学校の担任や親に船員への道を説得しています。子供を親の手元に置くのは贅沢ですと説得しています。
今後とも、共にがんばりましょう。



日本水先人会連合会小野会長(当時)
水先人は、自国籍でなくてはできません。
日本人船員に限られますが、海上に行く日本人が少なくなり、後継者探しに苦慮しています。3級水先人は50人いるが、さらに教育して次につなぐ努力をしています。乗船経験を積むため船社にお願いしています。ぜひ皆さんにも後継者を紹介して頂きたく、お願いします。








航海訓練所飯田理事長 
  商船高専は高専になって50年近くなっており、高専卒が60-70才になってきている。歴史を感じされられる。
全船協会報122号の「海王丸」の建造直後の昭和初期にシアトルに行った記事は、私の手元にあった資料を提供し事務局長がまとめたもの、当時海王丸は帰りはベーリング海を通る計画があったようで、当時の船員も相当大胆な気概を持っていたようです。
「海賊と言われた男」では出光の社長の物語だが、船員のすごさが伝わってきます。
訓練所もそのような気概のある学生を育てたい。
帆船で「ハワイまで乗り切る経験でそうした気概が得られた」と感想文にあります。
機関科では学校でできないことが練習船で経験でき力になったとの感想もあります。
訓練所もまだまだ捨てたものではないとの気持ちを新たにしています。


日本船舶機関士協会平井会長(新任)
今回会長に就任いたしました。
今はあらゆることが激動の中です。東日本大震災の後であり、前に向いて行くしかない、後ろを振り返っている暇はない時代だと思います。
全船協の発展と皆さんの健康を祈念し乾杯・・・・。