(社)横浜港振興協会 「子供たちと港を語る事業」に参加して(16)
横浜市立日吉台中学校 平成24年3月13日(火)


                           (一社)全日本船舶職員協会理事 海事補佐人 田中 善治
はじめに
 本校では一年生を対象に「まちの先生」と題した講座が設定されていて、一昨年3月に始めて参加した。2回目の昨年は3月15日に予定されていたがその4日前の東日本大震災と原発事故により中止となった。そして実質2回目の参加となった今年は3月13日(火)10:00に開催された。
 今回も「まちの先生」役として保育士、エアーパイロット、消防士、図書館司書、建築業等々19業種の方々が参加されていて、(社)横浜港振興協会も船員(船長)という業種で参加することになった。私の担当教室には男子11名、女子3名、計14名が出席してくれた。

講義の内容
 貨物船の役割を理解してもらうために「船が日本を支えている」というタイトルで船の映像や世界地図を使って話を進めた。
 後半は、事前に8名の生徒より質問用紙が送られてきていたので、それに答えながら海上生活や海外事情など織り交ぜて船員という職業を身近に感じてもらった。

質問の内容
質問は各人3項目ずつだったが中には9項目も書き連ねたものもあった。似たような内容の質問があったので大雑把に集計してみると、多かった順番に
・どうしてこの仕事についたのか
・この仕事でよかったこと
・どんな資格が必要か
・どんな仕事か
・仕事をしていて苦しいこと、大変なこと。
・この仕事のやりがいは何か
・失敗したことあるか
・仕事していて楽しいこと、うれしいこと。
・外国人と接する機会はあるか
・休日、労働時間は。
・何人働いているか
等々であった。

感想文
後日、出席者全員から感想文をいただいた。その内の6名の感想文を紹介します。

*1年男子
今回の講座ではとても貴重なもとを学ぶことができました。貿易、船についてあまり知らなかったのですが、話をきいて知識がとても増えました。一つ一つのことがとても分りやすく、興味をもてました。資源が乏しい日本にとって海運はとても大切な仕事だと思いました。これからも世界とのバランスを崩さず、安心して過ごせる日本であることを願いたいです。将来に対する意識がかわりました。
*1年女子
船や海のことを全く知りませんでした。でもお話を聞いて、船についている一つ一つのマークの意味やたくさんのものを輸入、輸出していることをしりました。先生の服装や色々な国に行ったことがあると聞き、かっこいいなぁと思いました。また、海や船のことで不思議に思っていたことが本当によくわかりました。貴重なお話が聞けて本当によかったです。
*1年男子
船に乗っている人のほとんどが外国人でフィリピン人が多いと聞いてとても驚きました。「最初から楽しい仕事はない」という言葉はとても心にひびきました。改めて、仕事は自分で工夫して、つらくてもがまんすると楽しくなるということが分りました。
*1年男子
先生が教えてくださった仕事のやりがいや仕事の内容など、将来の職業選びにどれも役にたつ事でした。仕事の大変さなど、ふだん耳にしないお話をしていただいて海運という職業に興味を引かれました。僕も将来先生のように世界を周りたいし、皆からあこがれられる職業につきたいです。
*1年女子
エネルギー資源のほとんどを海外から輸入している日本にとって海運業という仕事はとても大切なんだということを感じました。マイルやknot(s)などは身近に使わない言葉なのであまりピンときませんでしたが、海の大切さや船のことなど普通では知れないことをたくさん知れて面白かったです。それと「仕事での大変なこと、苦しかったことは?」という質問に対しての先生の答えがとても印象的でした。私も仕事をもったら最初の大変な時期をのりこえて、仕事のやりがいを見つけたいと思います。
*1年男子
話を聞くまでは海運のことが全く分りませんでしたが先生の分りやすい説明を聞いて海運のことがよく分かりました。さらに仕事はどの仕事も大変だという事も教えてくださいました。でもその大変さをのりこえて仕事のしがいを感じることができることも教えてくださいました。そのほかにもたくさんのことを教えてもらいました。将来、大人になって仕事をするとき、先生の話を思い出して、つらい事があってもくじけずにがんばっていきたいと思いました。本当にありがとうございました。