パイロットになりませんか!


                                    財団法人 海技振興センター
                             常務理事 大羽 純昭

 近年日本人船員の減少に伴い、水先人の後継者の確保が難しくなっています。このことから、平成18年の水先法改正により水先人の資格要件が緩和され、併せて新たに水先人の養成制度が出来ました。然しながら、1級・3級水先人の応募者は年々減少の傾向にあり、その対策として次のような簡単な募集要領をまとめてみました。

1 パイロットになるには
 1級・3級水先人とも日本人であり、3級海技士(含、取得見込み)以上の免許を有すること。
○1級水先人 ・略62才以下であること。 ・3,000GT(除く平水区域。)以上の船舶の2年以上の船長履歴を有すること。 ・TOEIC450点以上であること(検討中)。
○2級水先人 ・現在募集していません。
○3級水先人 ・略35才以下であること。 ・1,000 GT(除く平水区域。)以上の船舶に1年以上、船長もしくは航海士としての乗船履歴を有すること。または1年以上実習生としての乗船履歴を有すること……在学中に履歴は得られる。

2 募集員数
⑴ 1級水先人:毎年 約30名
⑵ 3級水先人:現状 25名  (東京湾約8名、伊勢三河湾約4名、大阪湾約6名、内海約6名、関門1名、計約25名)

3 募集方法・期間
⑴ 1級水先人
 募集期間:毎年11月中頃〜1月末頃。
⑵ 3級水先人
 募集期間:毎年11月中頃〜3月末頃。  追加募集をすることもあります。 ㈶海技振興センターへ郵送で申し込む。

4 候補者選考
 ㈶海技振興センターにて選考試験を実施します。
内容:
健康証明書等書類選考後、総合適性検査、海事英語、面接などの選考試験を行います。合格者は登録水先人養成施設(東京海洋大学・神戸大学・海技大学校)に入学して支援を受けられます。

5 水先人養成施設
⑴ 1級水先人
 4月入学後、9ケ月(座学3.5ケ月、操船シミュレーター1.5ケ月、水先現場訓練4ケ月)の修業を終えて、国家試験を受験します。国家試験合格者は各水先人会に入会します。
⑵ 3級水先人
 10月入学後、2年6ケ月(座学9.5ケ月、商船等乗船4ケ月(商船乗船実歴のある方については、変更される場合があります。)、操船シミュレーター6ケ月、水先現場訓練10ケ月、タグボート乗船0.5ケ月)の修業を終えて、国家試験を受験します。国家試験合格者は各水先人会に入会します。

6 海技振興センターの支援について
⑴ 1級水先人
・入学から養成施設修了まで月25万円養成手当を支給する。
・海図類・教材及び救命衣を支給する。
・水先現場訓練及び実習中の旅費、宿泊費を支給する。
・傷害保険を付保する。
⑵ 3級水先人
・入学から国家試験合格まで月25万円養成手当を支給する。
・海図類・教材及び救命衣を支給する。
・被服、帽子、安全靴を支給する。
・水先現場訓練及び実習中の旅費、宿泊費を支給する。
・傷害保険を付保する。

下記ホームページもご参照下さい。
 財団法人 海技振興センター http://www.mhrij.or.jp