『北光丸』Sailing Flag掲揚・贈呈式


                                                      

             
  平成22年10月29日10時〜10時35分、 北海道函館水産高等学校の生徒による 「北光丸」 Sailing flag レプリカの掲揚・贈呈式が、 横浜港振興協会主催で行なわれました。 「全船協」 は来賓として招かれ、 全船協・横浜海洋福祉協会わせて9名が参加者しました。
 今回の式を実施した理由について同校の生徒は次のように述べています。
 『学校の歴史を調べるうちに、 明治に函館商船学校として創立され、 その後北海道函館水産高校に引き継がれましたが、 その中で陸上練習帆船 「北光丸」 が両校のシンボル的な存在となっていることが分かりました。 北光丸は第二次大戦の混乱の中で、 倉庫の片隅に放置されたままとなり、 見かねた同窓会が復元を考えましたが、 費用の面でかないませんでした。
 このような時に全船協が50周年記念事業として、 練習船大成丸で横浜に運び、 さまざまな困難を乗り越えて1,300万円の巨費を投じて昭和63年に完全に復元されました。
 2年前に、 函館水産学校が戦後一時移転させられていた函館市立弥生小学校から、 函館商船学校の校旗が発見されました。 また北海道函館水産高校で 「北光丸」 の竣工時の写真が手に入り、 それによると一番後ろのマストトップに函館商船学校のものと思われる旗 (Sailing Flag) が掲揚されていました。
 学校の数奇な運命と苦難の歴史を振り返るとともに、 多くの関係者の尽力をたたえたいと思い、 横浜港振興協会にお願いして修学旅行を利用して、 かつて掲げられた航海旗のレプリカをシンボルともいうべき 「北光丸」 のマストに掲揚しにきました』



「北光丸」 の主要寸法について
 発掘当時、 資料も図面もなく模型の船体、 マストの一部、 及びヤードの一部だけでした。 修復に必要な概略を知るため、 専門家の意見をお聞きし、 住友重機械工業鰍フご好意を頂き一般配置図 (側面図及び正面図) を作成して戴いておりますが、 その図面に主要寸法として下記の記載があるだけです。
    船体全長 (バウスプリットより)   6m53p
    全  幅               79p
    マスト高さ (基本線上) (模型船底からの高さ)
      フォアマスト         3m16p
      メインマスト         3m26p
      ミズンマスト         3m12p
 この模型帆船“北光丸”はどこの帆船をモデルにしたか不明で、 模型には船底の一部分がなく (扁平に製作されているため)、 机上操帆教材用として製作されたもので、 主要目、 トン数なども資料が無いため不明です。


   大桟橋の“北光丸”に掲げられている展示プレートの記載内容
模型帆船 「北 光 丸」
 この模型帆船は、 旧函館商船学校 (明治12年開校) で生徒の机上操帆訓練用教材として大正2年 (1913年) に製作され、 展帆、 畳帆や索具の取扱等を訓練し、 幾多の商船士官育成のため貢献した由緒ある船です。
 昭和10年同校廃校に伴い、 現在の函館水産高校に引き継がれ日の目を見ないまま埋もれていたものを、 昭和56年社団法人・全日本船舶職員協会 (全船協) の創立50周年記念事業の一環として、 海事思想の普及に役立たせようと譲り受け、 運輸省航海訓練所練習船 「大成丸」 で横浜港に運ばれました。
 その後、 全船協内に 「北光丸」 修復委員会が組織され船体補修の後、 横浜帆船模型同好会が艤装をおこない、 復元の後、 社団法人横浜港振興協会に寄贈されたものです。
(社)全日本船舶職員協会
(社)横浜港振興協会
横 浜 市 港 湾 局

 北光丸の復元の経過については、 全船協ホームページを参照ください。
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