全船協生い立ちパネル作成裏話



                 

  真夏の炎天下、 コンクリートと石畳ばかりの会場のため、 参加者の会場での健康上のトラブル発生を懸念したが、 すべて危惧を抱くだけで終えることができたことを先ず感謝したい。
 全船協の前身である十一会が MM-21に係留されている日本丸の建造に深くかかわっていたことを知ったのはこのイベントに携わってからであった。 それ以来、 日本丸にたいし新たな親しみをおぼえるようになった。
 さて、 イベントの実行委員会が設けられ、 展示部門長として展示部門全般を担当することになり改めて日本丸船内を見学、 展示物と展示方法などを確認した。
 この種イベントは全くのド素人。 どこからどうアタックすればいいのか何も分からず白紙からのスタートであった。
 先ずはプロの意見をきくべしと横浜の N 社の歴史博物館勤務中の仲間を訪ねたのはイベント開催2ケ月まえの5月中旬だった。 的確で素晴らしい助言を期待して横浜におもむいた。 しかし、 彼の言葉の多くはつれないものだった。 「このようなイベントは1年前から準備にかかるもので2ケ月ばかりではどうにもならないでしょう」 とのご宣託でわたしの期待はもろくも吹き飛んでしまった。
 展示物の収集、 搬送、 保管、 展示中の管理とセキュリティ、 会場の広さとレイアウト、 展示方法、 照明、 パネルサイズと展示枚数、 パネルのレイアウトと説明書きなど展示に関する沢山の予備知識を彼は授けてくれた。 博物館の学芸員の仕事の内容は理解できたが、 目前に迫っているイベントに何をどこにどのように展示するか悠長に考える時間はなかったことで、 かえって決断がついた。 素人の素人らしいパネル展で OK だと決め、 ビール片手にパネルのコンセプトや資料の収集方法に思案を巡らせた。
 日本丸を訪れる子供たちに夢と感動を与えられるような未来の船シリーズのパネル展をも考えた。 未来の船と環境問題は現代受けするテーマではあるが何しろ準備時間が足りなかった。 各船社や造船所で発表している未来船のパネルを集めるだけでは物足りなく終わりそうだった。 結局、 全船協の80周年を祝うイベントという趣旨に合わせ、 我が会の設立趣旨、 生い立ちの 「見える化」 ためのパネル作成に落ち着いた。 協会本部にある資料を先輩の思いをしのびながら調べ出し、 パネルという形になったのは開会2日前という綱渡りのような作業であった。 先輩たちの苦労をどこまで 「見える化」 出来たのか心もとないが協会の明日を考える際に役立つことを願っている。
ヘ現代受けするテーマではあるが何しろ準備時間が足りなかった。 各船社や造船所で発表している未来船のパネルを集めるだけでは物足りなく終わりそうだった。 結局、 全船協の80周年を祝うイベントという趣旨に合わせ、 我が会の設立趣旨、 生い立ちの 「見える化」 ためのパネル作成に落ち着いた。 協会本部にある資料を先輩の思いをしのびながら調べ出し、 パネルという形になったのは開会2日前という綱渡りのような作業であった。 先輩たちの苦労をどこまで 「見える化」 出来たのか心もとないが協会の明