横浜港開港150周年記念事業
「子供たちと港を語る事業」 に参加して (7)
横浜市立旭北中学校

                                                    


        社団法人 全日本船舶職員協会 
                横浜支部事務局長 

                          田中 善治


はじめに
 本年2月5日 (木) 旭北中学校を訪れ、 1年生169名の前で講演した。 本校へは昨年3月19日 (水) にも伺っていて、 今回は2回目である。 前回は2年生143名が対象だった。
 特に今回は(財)日本海事広報協会の旬刊紙 「海上の友」 の取材申込みがあり、 事前に主催者である(社)横浜港振興協会を通じて取材許可をいただいた。
 当日、 12:00 JR 横浜線中山駅で振興協会の坂本さん、 「海上の友」 の大沢さんと落ち合いタクシーで約10分、 旭北中学に着き早速、 校長室に案内された。
 会場の設営は学校側の協力を得て、 坂本さんにやっていただいた。 12:35講演開始。

講演内容
 1月20日付けの本校からの 「講演申込書」 では、 内容については私にお任せする、 とのことだった。 そこで前回のカリキュラムを再検討し、 先ず
 @私の中学生時代 
 A船員を目指した理由
 B船員になってよかったこと
   を簡単に話ししてから本題に入った。 船員という職業を理解していただく   ために
 C資源の少ない日本の輸出入について
 D海上輸送の重要性と船員の役割について
   に引き続き 
 E海洋国家日本、 海をきれいに……
 F船の種類 (スクリーンに映像で紹介)
 Gパナマとスエズ運河の仕組み (映像)
へと進めた。
 途中、 話の区切りごとに質問タイムを設けた。

質問など
 海をきれいに……のところで 「醤油大さじ1杯を海に捨てると、 魚が住めるようにするには風呂桶1.5杯分の海水で薄めなければならない。 3合の米のとぎ汁を……、 マヨネーズ大さじ1杯……」 の話を終わったところで、 最前列の女子生徒から質問があった。 「風呂桶ってなんですか?」
うーん、 と唸ってしまった。 言葉には気をつけよう。 世代のギャップを痛感した一幕であった。
 質問が思ったほど多くなかったので、 前回講演のときの感想文にあった質問を紹介して、 それに答える形で進めた。
 @海での料理はおいしいか
 A女子も船員になれるか
 B船長になる夢がかなったときはどんな気持ちだったか
 C海賊の話など楽しい話を聞きたかった
などに対し丁寧に説明していると丁度持ち時間の1時間となった。
 終了後、 生徒代表の暖かい挨拶を受けた。

「今日は私たちの学校に来ていただいてありがとうございました。
 私は船長が来ると聞いたとき、 ピーターパンに出てくるフック船長のことしか思い浮かべませんでした。 仕事も船を運転するだけだ
と思っていたので、 実際はもっと忙しくて大変なんだなーと思いました。
 それに船にも色々な種類があって驚きました。
 船長という仕事は電車の運転手などと違い、 身近なものではないので、 間近で見たこともありませんでしたが、 この次に船に乗ったときにはもっともっと船長という仕事について理解できたらいいです。
 今日はほんとうにありがとうございました。」
1学年代表 佐村里佳

講演を終わって
 私の郷里の小・中学校のクラスメートが本校の近くに居住していて、 連れ合いとその友人を誘い、 学校側の許可を得て3人で講演会に来てくれた。 このようなことは滅多にあるものではなく、 懐かしく且つうれしかった。
 このことは校長も地域住民とのコミュニケーションの一環として歓迎し、 クラスメートを校長室に招き歓談された。