訃  報

香河 直祐さん (名誉会員・元本協会専務理事)

 新年に入り、 ご子息から香河直祐・名誉会員が12月12日、 90歳の天寿を全うされ、 老衰で安らかに永眠なされた旨、 ご報告を受けました。
 香河さんは、 広島商船高専が広島県立商船学校と称した時代の昭和9年に卒業され、 以後、 戦火厳しい中を大連汽船、 日本海汽船において機関士、 機関長として活躍なさいました。
 戦後は請われて全日本海員組合の執行部員として海上労働運動に邁進され、 横浜支部長などの重責を果たす他、 政治諸活動にも積極的に取り組まれ、 輝かしい足跡を残されました。 本協会にあっては、 海員組合退職の後、 昭和47年総会において常務理事に就任、 昭和53年総会では専務理事に昇格され本協会創立50周年記念事業 (五十年史の発刊、 記念式典の開催) 等、 会員諸兄と共に積極的に推進されました。
 その傍ら、 法務省の人権擁護委員、 家事調停委員などとしての活動にも取り組まれました。
 専務理事退任後は横浜市人権擁護委員協議会会長を経て、 平成元年には神奈川県人権擁護委員連合会会長にご就任、 また神奈川県精神医療審査会副会長や暴力追放推進センター司法・行政分科会の副会長等を歴任し、 公益の場で積極的にご尽力され、 その功績によって平成4年には、 神奈川県民功労賞を受賞されております。
 去る1月27日、 川村会長は広島商船京浜矢弓会を代表する相川康明常務理事、 荒谷秀治理事と共に弔問のためお宅を訪ねましたが、 その折、 香河さんが生前から 「少しでも社会に役立ちたい」 と鶴見大学医学部に献体するご準備をされておられたことを知りました。 そのため、 ご家族のみでのご葬儀となさったとのことであります。
 その後、 ご子息より四十九日の法要を滞りなく相営んだ由、 ご報告を頂きました。
 その文面によると、 昨年3月、 卒寿のご誕生日に奥様、 お子様、 お孫・ひ孫様の総勢15人のお祝いを受けられたこと、 その折、 お孫様から感謝状を贈られ大感激をなさったこと、 その文面において 「おじいちゃんから受け継いでいる何くそ負けん気精神の後継者となること」 を約束されたこと、 昨年9月に三番目のひ孫様が誕生されたことなどを、 大変喜んでおられたとのことなど、 安らかに永眠されたご様子が記されております。
 最後まで公人としての矜持を保持された先輩を偲び、 ここに会員共々、 ご冥福をお祈り申し上げる次第であります。


(ご連絡先)
  香河 直邦 様 (ご子息)
〒240-0042
 横浜市保土ヶ谷区上星川2-33-15
 TEL 045-878-2411